スムーズな遺産分割のために覚えておきたいこと

よくあるトラブル

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遺産分割をめぐるトラブルにはいろいろなパターンがありますが、特に多いのは取り分を多くしようとする相続人と、その他の相続人との対立です。
相続人とはいっても家族や親戚同士の間柄のはずですが、それがかえって対抗意識を掻き立てて、感情的な言い争いなどに発展してしまいがちなところがあります。
家族のなかでも生前に介護をしていたなどの事情がある場合には、寄与分として他の相続人よりも多く遺産を相続してもよいはずですが、それを認めようとはしない他の兄弟姉妹がいるケースなども意外とよく聞く話です。
また遺産のなかに不動産のような高額な財産が含まれる場合も、特定の相続人のものになってしまうと、他の相続人にとっては不公平となるので、やはりトラブルになりやすいといえます。
実は不動産も共有名義で持分を登記したり、あるいは土地を分割して登記するような方法は可能なはずですが、これも事前の知識がなければ得られない発想です。
さらに遺産には現金や預貯金などのプラスの面と、借金などのマイナスの面があることから、調査をした結果としてマイナスのほうが多かったということもあり得ます。
この場合も相続放棄などの手続きをせずにそのままにしていると、単純承認といって、プラスもマイナスも両方とも含めて相続したことになってしまいます。
この場合は亡くなった人の借金の支払いを相続人が肩代わりする必要が生じるわけですので、また違った意味でのトラブルの火種となります。